Allmusicに編集者であるJason Birchmeierは、彼の存在について、「21世紀の初頭から彼のキャリアは進化し続けている。カニエはラッパーの従来のイメージを壊し、１つの音楽の型にハマらないことで、スーパースターになった。」と述べている。
Rolling Stone誌はカニエがHIP-HOPをメインストリームの音楽にしたと述べており、興味深く複雑なポップスターであると称している。
2008年にリリースした"808s & Heartbreak"の内省的な音楽性は、2010年代に新たなムーブメントを生み出したことも指摘されており、B.o.B、Kid Cudi、Childish Gambino、Frank Ocean、The Weeknd、Drakeなどがその潮流にいると言われている。また、ドラッグディーラーや銃についてではないラップスタイルを示したことは、Kid Cudi、Wale、Lipe Fiasco、Drakeなどの新しいラップスターの形を生み出したことも指摘されている。
彼がこれまで発表してきた６枚のスタジオ・アルバムは全てプラチナムセールスを記録しており、また数多くのアワードを受賞し、批評メディアからも絶賛を受けてきた。シングル曲でも300万以上のデジタルセールス曲を６曲保持しており、"Gold Digger"、"Stronger"、"Heartless"、"Love Lockdown"、"Niggas in Paris"の他、Katy Perryに客演で参加した"E.T."がそれぞれあげられる。