
2004.02.10発売
アメリカ合衆国のHIP-HOPアーティストKanye West(カニエ・ウェスト)のデビュー・アルバム。Roc-A-Fella Recordsとレーベル契約をして4年を経てのリリースとなった。プロデューサー陣がカニエのラップの実力が信頼できず、幾度か制作が中断されたが、最終的にカニエのプロデュース業などでの成功がリリースにつながった。このアルバムのリリース前には2001年にリリースされたJay-Zのアルバム"The Blueprint"の制作に携わり、そのメロディックかつソウルの要素が感じられるプロダクションが高く評価されていた。
アルバムの制作は、主にカニエ自身がイニシアチブをとって制作された。客演には、Jay-ZやJohn Legend、Miri Ben-Ari、Syleena Johnsonなど多くのアーティストを迎えている。彼のリリックは、ギャングスタな日常を描いたものではなく、家族や宗教、自意識などがテーマとなっている。先行シングル"Through The Wire"や"Jesus Walks"がすでに批評メディアから絶賛されていたが、アルバム全体のプロダクションも非常に多くのメディアから絶賛された。Metacriticの批評メディアの平均評価は87点となっている。
前評判の高さもあり、アルバムは全米チャートで初週に44万1000枚売り上げて、2位に初登場した。アメリカではカニエにとって最も高いセールスを記録した作品になっており、約335万枚以上を売り上げている。ワールドワイドでの売り上げは400万枚以上と言われている。
☆収録曲
- Intro (skit)
- We Don't Care
- Graduation Day (skit)
- All Falls Down feat. Syleena Johnson
- I'll Fly Awat
- Spaceship feat. GLC & Consequence
- Jesus Walks
- Never Let Me Down feat. Jay-Z & J. Ivy
- Get Em High feat. Talib Kweli & Common
- Workout Plan (skit)
- The New Workout Plan
- Slow Jamz with Twista & Jamie Foxx
- Breathe In Breathe Out feat. Ludacris
- School Spirit (skit 1)
- School Spirit
- School Spirit (skit 2)
- Lil Jimmy (skit)
- Two Words feat. Mos Def, Freeway & The Harlem Boys Choir
- Through the Wire
- Family Business
- Last Call